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col: 制御文字のフィルタリング

col コマンドは、入力ストリームから逆改行(reverse line feeds)やその他の制御文字をフィルタリングして、プレーンテキストに変換します。主に `man` ページやその他のフォーマットされたテキストの出力を処理して、可読性を向上させるために使用されます。

概要

col は、テキストストリームから特定の制御文字を削除または変換し、ターミナルやファイルに表示するのに適したプレーンテキスト形式にします。特に `man` ページでテキストの強調表示に使用されるバックスペースシーケンスなどを処理するのに役立ちます。

主な機能

  • 逆改行(reverse line feeds)の削除
  • バックスペース文字の処理(削除またはスペースへの変換)
  • タブ文字をスペースに展開
  • その他の制御文字のフィルタリング

主なオプション

フィルタリングオプション

生成されたコマンド:

コマンドを組み合わせてみてください。

説明:

`col` コマンドを実行します。

これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。

使用例

col コマンドは、主にパイプ(|)を介して他のコマンドの出力を処理するために使用されます。

man ページの出力フィルタリング

man ls | col -b > ls_manpage.txt

`man ls` の出力を `col -b` にパイプして、バックスペースによる太字表示効果を削除し、純粋なテキストにします。これは、`man` ページをファイルに保存する際に役立ちます。

タブをスペースに変換

cat my_file_with_tabs.txt | col -x

タブ文字を含むファイルのコンテンツを `col -x` で処理して、すべてのタブをスペースに変換します。これにより、テキストファイルの書式が一貫して維持されます。

バックスペースとタブの両方を処理

some_command_output | col -bx

バックスペースとタブ文字の両方を処理して、最もクリーンなプレーンテキスト出力を取得します。

ヒントと注意点

col コマンドは、主に特定の形式の出力をプレーンテキストに変換することに特化しています。

man ページとの併用

`man` ページの出力をファイルに保存したり、他のプログラムにパイプしたりする際には、`col -b` または `col -bx` を使用して不要な制御文字を削除することをお勧めします。例えば、`man <command> | col -bx | less` は `less` でよりクリーンな出力を提供します。

  • `man <command> | col -bx` は、`man` ページをプレーンテキストに変換する標準的な方法です。
  • 出力をファイルに保存する際に `col` を使用すると、後でテキストエディタで表示する際に便利です。

他のテキスト処理ツールとの組み合わせ

`col` は、`sed`、`awk`、`grep` などの他のテキスト処理ツールとパイプラインで組み合わせて使用すると、さらに強力になります。例えば、`man | col -bx | grep 'keyword'` のように使用できます。


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