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dateコマンドガイド:日付と時刻の表示と設定

`date`コマンドは、システムの現在の日付と時刻を表示したり、システムの日付と時刻を設定したりするために使用されます。シェルスクリプトでタイムスタンプを生成したり、ログファイルに時間を記録したりするなど、さまざまな状況で活用されます。このガイドを通して、`date`コマンドのさまざまな使い方を習得してください。

dateの概要

`date`コマンドは、システムのクロックと連携して時間情報を取得または設定する重要なツールです。デフォルトでは、現在の日付と時刻を標準出力に表示し、さまざまな書式指定子を使用して希望の形式で出力できます。

dateの主な役割

`date`コマンドは主に次のような目的で使用されます。

主な活用分野

  • 現在の時刻の確認: システムの現在の日付と時刻を素早く確認します。
  • ログおよびファイル名: ログファイルやバックアップファイルの名前にタイムスタンプを含めて、管理の容易性を高めます。
  • システム時刻の設定: (管理者権限で)システムの日付と時刻を変更します。
  • 時間ベースのスクリプト: 特定の時間帯に実行されたり、時間情報に基づいて動作するシェルスクリプトで活用されます。
  • タイムゾーン情報: システムの現在のタイムゾーン情報を確認します。

主なdateコマンドオプションと書式指定子

`date`コマンドは、`-d`、`-s`などのオプションとともに、非常に多くの書式指定子を使用して、希望の形式で日付と時刻を出力または設定できます。

1. 基本出力と設定

2. 書式指定子 (Format Specifiers)

生成されたコマンド:

コマンドを組み合わせてみてください。

説明:

`date` コマンドを実行します。

これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。

使用例

`date`コマンドのさまざまな活用例を通して、日付と時刻情報を希望の形式で表示し、活用する方法を習得してください。

現在の日付と時刻を基本形式で出力

date

現在のシステムの日付と時刻を、基本ロケール設定に従って出力します。

YYYYMMDD_HHMMSS形式で出力

date +%Y%m%d_%H%M%S

ログファイル名やバックアップファイル名によく使用される形式で、日付と時刻を出力します。

昨日の日付を出力

date -d "yesterday"

現在の日付を基準に「昨日」の日付を出力します。

来週の月曜日の日付を出力

date -d "next Monday"

現在の日付を基準に「来週の月曜日」の日付を出力します。

特定のUnixタイムスタンプを日付に変換

date -d @1678886400

指定されたUnixタイムスタンプ(`1678886400`は2023年3月15日00:00:00 UTC)を人間が読める形式に変換します。

ファイル名に現在の日付を含めてバックアップ

cp config.conf config.conf.$(date +%Y%m%d)

現在の`config.conf`ファイルをバックアップし、ファイル名に現在の日付を含めて生成します。


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