主要オプション
`df`コマンドの様々なオプションを組み合わせて、ディスクスペース使用量レポートを作成してみましょう。
1. 基本的な照会
2. フィルタリングと出力
3. ファイルシステムの指定
生成されたコマンド:
コマンドを組み合わせてみてください。
説明:
`df` コマンドを実行します。
これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。
出力結果の理解
`df`コマンドの出力結果は複数の列で構成されており、各列はファイルシステムのディスク使用量に関する重要な情報を提供します。
列名 | 説明 |
---|---|
Filesystem | ファイルシステムの名前(デバイスパスまたはネットワークパス) |
Size | ファイルシステムの合計サイズ |
Used | 現在使用中のスペース |
Avail | 利用可能なスペース |
Use% | 使用されたスペースのパーセンテージ |
Mounted on | ファイルシステムがマウントされているディレクトリ |
Inodeとは?
Inode(Index Node)は、Unix/Linuxファイルシステムでファイルまたはディレクトリに関連するすべての情報を保存するデータ構造です。ファイル名、所有者、権限、作成/変更時間、ディスク上のデータブロックの位置などはInodeに保存されます。ディスクスペースが残っていても、Inodeがすべて使い果たされると、それ以上ファイルを作成できません。`df -i`コマンドでInodeの使用量を確認できます。
使用例
`df`コマンドの実用的な使用例を通して、ディスクスペースを効率的に管理してみましょう。
すべてのファイルシステムの使用量を人間が読める形式で確認
df -h
最も一般的に使用される形式で、全体のディスク使用状況を素早く把握できます。
特定のマウントポイントの使用量を確認
df -h /
ルートファイルシステム(`/`)のディスクスペース使用量を確認します。
特定のファイルシステムタイプ(例:ext4)のみ確認
df -h -t ext4
ext4タイプでマウントされたファイルシステムの使用量のみを表示します。
Inode使用量の確認
df -i
ディスクブロックの代わりにinodeの使用量と利用可能量をチェックすることで、非常に多くの小さなファイルによるinode枯渇問題を診断できます。
全ファイルシステムの情報を詳細に確認(ブロック単位)
df -a
基本的なブロック単位で、すべてのファイルシステム(仮想ファイルシステムを含む)の詳細情報を表示します。