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du コマンド完全攻略

Linuxでファイルやディレクトリのディスク使用量を報告する`du`コマンドのガイドです。このツールを使えば、特定のパスのディスク使用量を簡単に確認し、管理できます。

主要オプション

`du`コマンドの様々なオプションを組み合わせて、ファイルやディレクトリのディスク使用量レポートを作成してみましょう。

1. 基本的な照会

2. フィルタリングと出力

3. パスの指定

生成されたコマンド:

コマンドを組み合わせてみてください。

説明:

`du` コマンドを実行します。

これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。

出力結果の理解

`du`コマンドの出力結果は、主に各ファイルやディレクトリのディスク使用量を示します。

`du -h`出力例の説明 `du -h`コマンドを実行したときに表示される各項目の意味です。
カラム 説明
Size そのファイルまたはディレクトリが占めるディスク容量(人間が読みやすい形式)
Name ファイルまたはディレクトリの名前

`du`と`df`の違い

`du` (Disk Usage)は、特定のファイルやディレクトリがディスク上で占めるスペースを測定します。一方、`df` (Disk Free)は、ファイルシステム全体の利用可能なスペースを表示します。`du`はファイルシステム内部の使用量集計に焦点を当て、`df`はマウントされたボリューム全体の容量と空きスペースに焦点を当てます。したがって、両者のレポート結果が異なる場合があります。

使用例

`du`コマンドの実用的な使用例を通して、ディスクスペースの使用量を効率的に分析してみましょう。

現在のディレクトリの総使用量を読みやすい形式で確認

du -sh .

現在のディレクトリが占める総ディスク容量をMB/GB単位で要約して表示します。

現在のディレクトリ直下の1階層のディレクトリの使用量を確認

du -h --max-depth=1 .

現在のディレクトリのすぐ下にあるサブディレクトリがそれぞれどのくらいのディスク容量を使用しているかを表示します。

特定のディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリの使用量を確認

du -ah /var/log

`/var/log`ディレクトリ内のすべてのファイルとサブディレクトリの使用量を詳細に表示します。

現在のディレクトリで`.cache`ディレクトリを除外した使用量を確認

du -sh --exclude=".cache" .

不要なキャッシュディレクトリを除外して、残りのディスク使用量を計算する際に便利です。

最も大きい10個のディレクトリを探す

du -h . | sort -rh | head -n 10

現在のディレクトリで最も多くのスペースを占める上位10個のディレクトリを探す際に便利です。


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