getopt: コマンドラインオプションの解析

基本的な短いオプションの解析

getopt -o a:b -- "$@"

`-a`は引数が必要で、`-b`は引数が不要なオプションを解析します。`--`はオプションと非オプション引数を区切ります。

短いオプションと長いオプションの同時解析

getopt -o a:b -l alpha:,beta -- "$@"

`-o`で短いオプションを、`-l`で長いオプションを定義します。`--alpha`は引数が必要で、`--beta`は引数が不要です。

シェルスクリプト内でのgetoptの活用

#!/bin/bash

# オプション定義: -a (引数必要), -b (引数なし)
#           --alpha (引数必要), --beta (引数なし)
TEMP=$(getopt -o a:b --long alpha:,beta -- "$@")

# getoptがエラーを返した場合、スクリプトを終了
if [ $? -ne 0 ]; then
    echo "オプション解析エラーが発生しました。"
    exit 1
fi

# getoptの出力を現在のシェルの位置パラメータに設定
# evalは引用符の問題を解決し、set --は既存の引数を置き換えます
eval set -- "$TEMP"

# オプション処理ループ
while true; do
    case "$1" in
        -a|--alpha)
            echo "オプション A/alpha が検出されました。値: $2"
            shift 2 # オプションと引数の両方をスキップ
            ;;
        -b|--beta)
            echo "オプション B/beta が検出されました。"
            shift # オプションのみスキップ
            ;;
        --)
            shift # オプションと非オプション引数の区切り文字をスキップ
            break
            ;;
        *)
            echo "内部エラー！"
            exit 1
            ;;
    esac
done

echo "\n残りの非オプション引数: $@"

getoptの出力を`eval set --`を使用して現在のシェルの位置パラメータに設定し、`while`および`case`文でオプションを処理する一般的なスクリプト構造です。