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info: Infoドキュメントの読み込み

infoコマンドは、GNUプロジェクトのInfoドキュメントを読むためのビューアです。manページよりも構造化され、ハイパーリンクが可能なドキュメントを提供し、ソフトウェアの詳細な使い方や概念を探求するのに役立ちます。

概要

infoはGNU Info形式で書かれたドキュメントを探索するために使用されます。このドキュメントはツリー構造で構成されており、関連するトピックを簡単に見つけることができ、内部的にハイパーリンクを通じて他のセクションに移動できます。

主な特徴

  • ハイパーリンクによるドキュメント探索
  • ツリー構造の階層的なドキュメント構成
  • 内部検索機能の提供
  • manページよりも詳細で深い情報提供

主なオプション

infoコマンドは、ドキュメントの探索や出力方法を制御する様々なオプションを提供します。

探索と出力

生成されたコマンド:

コマンドを組み合わせてみてください。

説明:

`info` コマンドを実行します。

これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。

使用例

infoコマンドを活用してInfoドキュメントを探索し、情報を取得する様々な方法を示します。

基本Infoページを開く

info

infoコマンドを実行して、Infoシステムのメインページを開きます。

特定のコマンドのInfoページを開く

info ls

lsコマンドに対するInfoドキュメントを開きます。(該当ドキュメントがインストールされている必要があります)

特定のノードから開始する

info --node="Top" info

infoコマンド自体のInfoドキュメントの中から、「Top」ノードから探索を開始します。

キーワードでInfoドキュメントを検索

info -k "directory"

すべてのInfoドキュメントから「directory」というキーワードを含むノードを検索します。

Infoページの内容をファイルに保存

info --output=ls_info.txt ls

lsコマンドのInfoページの内容を「ls_info.txt」ファイルに保存します。

ヒントと注意点

infoコマンドをより効率的に使用するためのヒントと注意点です。

Info内部の探索キー

infoビューア内でドキュメントを探索する際に便利なショートカットキーです。

  • n: 次のノード(Next)へ移動
  • p: 前のノード(Previous)へ移動
  • u: 上位ノード(Up)へ移動
  • l: 最後に訪問したノード(Last)へ移動
  • q: infoビューア終了(Quit)
  • s: 現在のノード内でテキスト検索(Search)
  • g: 特定のノードへ移動(Go)

manページとの違い

manページは主にコマンドの簡単な使い方とオプションを提供しますが、infoドキュメントはより深い説明、概念、例などをツリー構造とハイパーリンクを通じて提供します。複雑なGNUソフトウェアの場合、infoドキュメントはmanページよりもはるかに詳細で有用な場合があります。

Infoドキュメントの不在

すべてのコマンドがinfoドキュメントを提供しているわけではありません。infoドキュメントがない場合は、代わりにmanページを確認するか、「--help」オプションを使用して基本的な情報を得ることができます。


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