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Journalctl 完全制覇

systemd ログを照会および管理するための重要なツールです。このガイドを通じて `journalctl` のさまざまなオプションと活用法を学びましょう。

主要オプション

以下のオプションをクリックして `journalctl` コマンドを直接作成し、各機能に関する説明を確認してください。このツールは、ユーザーがさまざまなオプションを組み合わせてコマンドの動作を直感的に理解できるようにサポートします。

1. 基本照会

2. フィルタリング

3. 出力形式

生成されたコマンド:

コマンドを組み合わせてみてください。

説明:

`journalctl` コマンドを実行します。

これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。

ログストレージと構造

`journald` サービスはシステムログを特定の場所にバイナリ形式で保存します。保存方法はシステム設定によって異なり、これはログ保持期間に直接関連しています。このセクションでは、ログがどこにどのように保存されるかを説明します。

🌀 揮発性ストレージ

/run/log/journal/

ここにあるログはシステムが再起動するとすべて削除されます。主に短期的な問題解決や一時的なログ保存に使用されます。システムに永続的保存ディレクトリが設定されていない場合、基本的にここが使用されます。

💾 永続ストレージ

/var/log/journal/

システム再起動後もログを保持したい場合に使用されるパスです。ほとんどの運用サーバー環境では、このパスにログが保存されるように設定します。このディレクトリが存在すると、`journald` は自動的にログを永続的に保存します。

設定ファイルとログ整理

ログがディスクスペースを過度に占有するのを防ぐために、`journald` の設定を変更したり、定期的に古いログを整理したりできます。このセクションでは、関連する設定ファイルと整理コマンドを紹介します。

設定ファイル: journald.conf

`journald` のすべての動作は `/etc/systemd/journald.conf` ファイルで制御できます。以下は主要な設定オプションです。設定変更後は `sudo systemctl restart systemd-journald` コマンドでサービスを再起動する必要があります。

  • Storage=: ログ保存方式を決定します。(`persistent`, `volatile`, `auto`)
  • SystemMaxUse=: ジャーナルが使用する最大ディスクスペースを指定します。(例: `1G`)
  • SystemKeepFree=: 常に確保すべき最小余裕スペースを指定します。(例: `200M`)
  • ForwardToSyslog=: 既存の syslog デーモンにログを転送するかどうかを設定します。

ログ整理

手動でログを整理してディスクスペースを確保できます。削除されたログは復元できないため注意が必要です。

現在のディスクスペース確認

journalctl --disk-usage

現在のジャーナルが占めるディスクスペースを確認します。

古いログ削除(時間基準)

sudo journalctl --vacuum-time=2weeks

指定された時間より古いすべてのログを削除します。

ログサイズ制限(容量基準)

sudo journalctl --vacuum-size=500M

ジャーナルファイルの総サイズを指定された容量に制限し、古いログを削除します。


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