ホーム > テキスト処理・検索 > pr

pr: テキストファイルの印刷フォーマット指定

prコマンドは、テキストファイルを印刷に適した形式に変換します。ページ番号、ヘッダー、日付を追加したり、複数列に分割したり、ページ長を調整したりするなど、さまざまな書式設定機能を提供します。主にターミナルでテキストを読みやすくしたり、プリンターに出力する前に使用されます。

概要

prは、テキストファイルの内容をページごとに分割し、各ページにヘッダー(ファイル名、日付、ページ番号)を追加し、複数列に並べ替えるなど、印刷に最適化された形式に変換して標準出力に出力します。ファイルの内容をきれいに表示したい場合に便利です。

主な機能

  • ページ分割と番号付け
  • カスタムヘッダーの追加
  • テキストの複数列への並べ替え
  • 行番号の追加
  • 複数ファイルの結合出力

主なオプション

prコマンドの主なオプションは、出力形式とページレイアウトを細かく制御するのに役立ちます。

出力形式とレイアウト

生成されたコマンド:

コマンドを組み合わせてみてください。

説明:

`pr` コマンドを実行します。

これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。

使用例

prコマンドのさまざまな活用方法を示す例です。

基本的なページネーション

pr my_document.txt

ファイルの内容をページごとに分割し、ヘッダーを追加して出力します。

行番号とカスタムヘッダーの追加

pr -n -h "私のレポート" my_document.txt

各行に番号を付け、「私のレポート」というヘッダーを追加して出力します。

2つのファイルを2列で並べて出力

pr -m file1.txt file2.txt

file1.txtとfile2.txtの内容を2つの列に並べて出力します。

ヘッダー/フッターなしで30行ページで出力

pr -t -l 30 my_document.txt

ヘッダーとフッターなしで、1ページあたり30行のみを出力するように設定します。

パイプを使用して他のコマンドの出力を処理

ls -l | pr -2

ls -lコマンドの出力をprで受け取り、2列に分割して出力します。

ヒントと注意点

prコマンド使用時の役立つヒントと注意点です。

パイプ(|)の活用

prはファイルだけでなく、他のコマンドの標準出力を入力として受け取り処理する際に非常に便利です。例えば、`ls -l | pr -3`のように使用して、長いリストを複数列で表示できます。

  • 他のコマンドの出力を`pr`にパイプして書式設定
  • スクロールせずに1画面により多くの情報を表示

プリンターへの直接出力

prの出力を`lpr`または`lp`のようなプリンターコマンドに直接パイプして、書式設定されたドキュメントを印刷できます。

  • `pr file.txt | lpr`

デフォルト値の変更

prはデフォルトで66行のページ長と72文字のページ幅を使用します。`-l`と`-w`オプションを使用してこれらの値を変更できます。

  • ページ長: `-l N`
  • ページ幅: `-w N`

同じカテゴリのコマンド