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screen-info: Screenセッション情報の確認

screen-infoは、GNU Screenセッション内で現在アクティブなウィンドウに関する様々な情報を表示するコマンドです。この情報は、主にScreenのステータスラインを動的に更新したり、スクリプトで現在のセッションのメタデータを取得したりするために使用されます。

概要

screen-infoは、現在のScreenセッションのアクティブウィンドウの番号、名前、ホスト名、現在時刻など、有用なメタデータを提供します。このコマンドは、Screenの強力なカスタマイズ機能を活用してターミナル環境をパーソナライズする上で不可欠な要素です。

主な機能

  • 現在のScreenウィンドウの情報を表示する
  • Screenステータスラインの動的更新に利用する
  • スクリプトでScreenセッション情報を抽出する

主なオプション

`screen-info`コマンド自体には、個別のコマンドラインオプションはありません。このコマンドは、現在のScreenセッションのアクティブウィンドウに関する固定形式の情報を出力します。情報の内容は、主に`.screenrc`ファイルの`backtick`コマンドと組み合わせて使用され、Screenのステータスラインを動的に更新するために活用されます。

情報出力

生成されたコマンド:

コマンドを組み合わせてみてください。

説明:

`screen-info` コマンドを実行します。

これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。

使用例

screen-infoは、主にScreenセッション内で直接実行されるか、`screen -X`コマンドを通じて外部から呼び出されます。

Screenセッション内で実行

Ctrl+a : screen-info

Screenセッション内で`Ctrl+a :`を入力し、続けて`screen-info`と入力して現在のウィンドウ情報を確認します。

外部シェルからScreenセッションへコマンド送信

screen -X screen-info

現在接続されているScreenセッションに`screen-info`コマンドを送信して情報を取得します。(セッションが1つだけの場合)

.screenrcファイルでの活用

backtick 1 0 1 screen-info
# statuslineに %1` を追加して情報を表示

`.screenrc`ファイルに`backtick`コマンドと組み合わせて使用し、Screenのステータスラインに動的に情報を表示します。以下の例は、1秒ごとに`screen-info`を実行してステータスラインを更新します。

インストール

`screen-info`はGNU Screenパッケージの一部であるため、Screenがインストールされていない場合は、まずScreenをインストールする必要があります。ほとんどのLinuxディストリビューションにはデフォルトでインストールされているか、パッケージマネージャーを通じて簡単にインストールできます。

Debian/Ubuntu

sudo apt update
sudo apt install screen

CentOS/RHEL/Fedora

sudo yum install screen
# または sudo dnf install screen (Fedora 22+)

ヒントと注意点

`screen-info`を効果的に活用するためのヒントと注意点です。

活用ヒント

  • `.screenrc`ファイルの`backtick`コマンドと組み合わせて、Screenステータスラインに現在のウィンドウ番号、名前、ホスト名などをリアルタイムで表示できます。
  • `screen -X`コマンドを使用する際は、対象のScreenセッションが1つだけ実行中であるか、`-S`オプションで特定のセッションを指定する必要があります。
  • `screen-info`は`screen -ls`とは異なり、特定のセッションの*現在アクティブなウィンドウ*に関する詳細情報を提供します。

注意点

`screen-info`はScreenセッションが実行中である場合にのみ有効です。Screenが実行されていない場合、コマンドは失敗するか、何も情報を返さない可能性があります。


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