wcコマンドの概要
`wc`はテキスト処理の最も基本的なツールの一つで、ファイルの様々な統計情報を提供します。オプションなしで`wc`を実行すると、行数、単語数、バイト数をすべて出力します。各オプションを組み合わせて、必要な情報だけを選択的に出力できます。
wcの基本出力
基本的に`wc`は3つの列を出力します。左から順に「行数」、「単語数」、「バイト数」で、最後にファイル名が表示されます。複数のファイルを指定すると、各ファイルの統計とともに合計も表示されます。
基本出力の例
wc data.txt
`data.txt`ファイルの行数、単語数、バイト数を出力します。
主なオプション
`wc`コマンドの様々なオプションを使用して、必要な情報だけを選択的に取得できます。
1. 出力オプション
2. その他のオプション
生成されたコマンド:
コマンドを組み合わせてみてください。
説明:
`wc` コマンドを実行します。
これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。
よく使われる例
`wc`を活用した様々な実践例を通じて、データの統計を取得する方法を学びましょう。
ファイルの行数だけを数える
wc -l access.log
ログファイル`access.log`の総行数を確認し、今日の接続数を把握します。
パイプを使った特定のファイル数を数える
ls | grep '.txt' | wc -l
`ls`コマンドで出力されたファイルリストの中から、'.txt'拡張子を持つファイルの数を数えます。
テキストの単語数を数える
echo "Hello world, this is a test." | wc -w
ターミナルに直接入力した文章の単語数を数えます。`echo`とパイプを一緒に使用します。
複数のファイルの統計を確認する
wc file1.txt file2.txt
`file1.txt`と`file2.txt`の2つのファイルの統計をそれぞれ出力し、最後に合計を表示します。
特定のファイルのバイト数だけを出力する
wc -c report.pdf
`report.pdf`ファイルのサイズ(バイト数)を確認します。