概要
`whatis`は、システムにインストールされているコマンド、関数、ファイル形式などのマニュアルページデータベースからキーワードを検索し、該当項目の簡単な説明を出力します。これは、`man`コマンドで全体のマニュアルページを開く前に、そのコマンドがどのような機能を持つかを素早く確認するのに適しています。
主な機能
- コマンド/関数/ファイル形式の1行要約の提供
- マニュアルページデータベースの検索
- 迅速な情報検索のサポート
主なオプション
`whatis`コマンドは、検索方法を制御したり、特定のマニュアルセクションを指定したりするためのいくつかの便利なオプションを提供します。
検索と出力
生成されたコマンド:
コマンドを組み合わせてみてください。
説明:
`whatis` コマンドを実行します。
これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。
使用例
`whatis`コマンドの様々な活用例です。
基本使用法
whatis ls
`ls`コマンドの概要情報を確認します。
ワイルドカード検索
whatis -w 'grep*'
`grep`で始まるすべてのコマンドの概要情報を検索します。
特定セクション検索
whatis -s 1,5 passwd
`passwd`コマンドのユーザーコマンド(セクション1)とファイル形式(セクション5)に関する情報を確認します。
正規表現検索
whatis -r 'user|group'
正規表現を使用して、`user`または`group`が含まれるコマンドを検索します。
ヒントと注意点
`whatis`使用時の役立つヒントと注意点です。
データベースの更新
`whatis`はマニュアルページデータベースを使用します。新しいマニュアルページがインストールされたり、既存のページが更新された場合、`whatis`が情報を見つけられないことがあります。この場合、`sudo mandb`コマンドを実行してデータベースを更新する必要があります。
マニュアルデータベースの更新
sudo mandb
`whatis`データベースを手動で更新します。
aproposとの違い
`whatis`は正確に指定されたキーワードに対するマニュアルページの最初の行を検索するのに対し、`apropos`(`man -k`と同じ)はマニュアルページの名前と説明全体からキーワードを検索します。したがって、`apropos`の方がより広範な検索結果を提供します。