概要
xzはLZMA2アルゴリズムをベースとした強力な圧縮ツールです。高い圧縮率が必要な場合によく使用され、特にtarのようなアーカイブツールと組み合わせて使用すると効果的です。
主な特徴
- LZMA2圧縮アルゴリズムを使用
- 高い圧縮率を提供
- デフォルトで圧縮/解凍後に元のファイルを削除
- tarのようなアーカイブツールとよく統合される
主なオプション
圧縮/解凍の制御
圧縮レベル
出力制御
生成されたコマンド:
コマンドを組み合わせてみてください。
説明:
`xz` コマンドを実行します。
これらのオプションを組み合わせて、AIと一緒に仮想的にコマンドを実行してみてください。
使用例
ファイルの圧縮(デフォルト)
xz myfile.txt
myfile.txtを圧縮してmyfile.txt.xzを作成し、元のファイルを削除します。
ファイルの解凍(デフォルト)
xz -d myfile.txt.xz
myfile.txt.xzを解凍してmyfile.txtを作成し、圧縮ファイルを削除します。
元のファイルを保持して圧縮
xz -k myfile.txt
myfile.txtを圧縮してmyfile.txt.xzを作成しますが、元のmyfile.txtは保持します。
最高圧縮率で圧縮
xz -9k myfile.txt
myfile.txtを最高圧縮率(-9)で圧縮し、元のファイルを保持します。
tarアーカイブの圧縮
tar -cf - mydirectory/ | xz - > mydirectory.tar.xz
mydirectoryディレクトリをtarでまとめ、xzで圧縮してmydirectory.tar.xzファイルを作成します。
tarアーカイブの解凍
xz -dc mydirectory.tar.xz | tar -xf -
mydirectory.tar.xzファイルを解凍し、tarで展開してディレクトリを復元します。
ヒントと注意点
xzは高い圧縮率を提供しますが、その分CPUリソースを多く使用し、時間がかかる場合があります。特に大容量ファイルに適用する場合は、この点を考慮する必要があります。
パフォーマンスと活用
- 圧縮率が最優先の場合はxzを使用し、速度が重要な場合はgzipを検討してください。
- tarと組み合わせてディレクトリ全体を圧縮する場合に非常に便利で、`.tar.xz`拡張子を使用します。
- デフォルトで圧縮/解凍後に元のファイルを削除するため、`-k`オプションを使用して元のファイルを保持するか、`-c`オプションで標準出力にリダイレクトして元のファイルを保護することをお勧めします。